By 株式会社 ガイスト

DVD「Divine Ages Vol.3 ー アクロポリスの丘」

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税込み。
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映像撮影、音楽製作:いだきしん

Acropolis(40:40)
このVTRの音楽は、1998年10月6日、ギリシャ・アクロポリスの丘、へロデスアティコス野外音楽堂でのコンサートにて収録されたものです。

発売元:株式会社ガイスト(2000年リリース)

 



高麗恵子メッセージ

  1998年7月、パルテノン神殿にある遺跡アクロポリスにての いだきしんコンサートの打ち合わせの為ギリシャに行きました時と、10月コンサートの時に撮影された映像とギリシャコンサートの時の演奏が入る作品です。パルテノン神殿に立った時、心地良い風が吹きました。この風は、ずっと幼い頃から吹く風。今は辛くてもいつか必ず良い時が来ると感じ生きてきた私でした。ギリシャの7月は暑く、日差しは強くまぶしいばかりです。私の胸は重く、暗く沈んでいくのです。原因は、考えても心当たりがなく、わかりませんでした。ふと、いだきしん先生に「胸が苦しくてたまりません」とお話ししました。先生は「地球で生きてる事が限界なんだよ。宇宙を感じて生きなさい」と思いもかけないお返事に驚きました。私は、宇宙を感じて生きようと努力しはじめました。イメージすらできない宇宙を感じようとする時、胸の苦しみが解け、広がり、抜け出し口がみえ、広い世界を感じていけるのです。
 マケドニアの海に沈む太陽を一人で見る一日の終わりの時、自分の運命の不思議さをしみじみ感じ、新しい世界に旅立つような気持ちになり、旅の備えをするかの様に過したのです。ギリシャから日本へ帰国した翌日、母が亡くなりました。ギリシャで感じた胸の苦しみは母の死を予感し暗く沈んでいたのだと理由がわかりました。目で見える世界で生きることの限界に苦しみました。どんなに会いたくても2度と会う事の出来ない母。生きている人間は、死をどの様に受け止め、生きていくのか。これ程までの悲しみは、生きる上でどの様な意味があるのか。生まれてきた人間は必ず死ぬという生の営みはどの様な意味があるのか…、と悶々と考える日々。10月のギリシャコンサートのテーマは、「輝く生命の星よ、永遠に」です。私は、コンサートの音を聞いた時「今」の中に永遠に生きる世界がある事がわかり、永遠の世界で生きる人生がはじまったのです。幼い頃、死が人間の終わりである事、別れである事をおそれました。死が終わりでも別れでもない永遠の世界を求める人生となり、今、永遠に生きる人生がはじまったのです。幼い頃吹いていた風は、今は辛くても先は明るいことをいつも教えてくれたのです。ギリシャで感じた風は、永遠へのはじまりでした。いだきしん先生が、「宇宙を感じて生きなさい」とおっしゃった意味が、母の死から永遠の世界で生きる人生の旅立ちが出来、わかったのです。地球には母はいないのです。が、宇宙を感じる時、魂は共に在る事を実感出来るのです。永遠を教えてくれたギリシャコンサート、忘れる事が出来ません。