By 株式会社 ガイスト

DVD「Divine Ages Vol.1 ー シナイ山」

通常価格 ¥5,280
通常価格 セール価格 ¥5,280
税込み。
通常価格 ¥5,280
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映像撮影、音楽製作:いだきしん

1.シナイ山 TAKE1 (25:01) / 2.シナイ山 TAKE2 (35:05)
発売元:株式会社ガイスト(2000年リリース)

 



高麗恵子メッセージ

1991年10月19日、エジプト シナイ山に向け出発しました。同年7月に いだきしん先生が下見に行かれた時、あまりの暑さにガイドの人が倒れ、先生はじめ同行者も体を壊したと聞きました。他のグループの歴史 調査団も半分は体を壊してしまうと聞いていました。私達は全員元気で、無事シナイ山での撮影を成功し帰国出来る様にと、下見での経験を踏まえ準備し向かいました。ロンドンにて、ダブルブッキングにより予定の飛行機に乗れず、荷物だけがカイロに向かい、私達は着の身着のままロンドンにて一泊する事に なりました。霧の街ロンドンと言われる如く、暗く沈んだロンドンにて、私はがっかりと気を落として いると、先生が「さあ、ロンドンで楽しく過ごそう」と威勢良くおっしゃり、私達を励まして下さるその様子に元気づけられ、着の身着のまま過ごすことがとても楽しくなりました。翌朝、化粧道具ひとつなく、素顔でカイロに向かう時の気楽さも快適なものでした。夜中にカイロに着き、アラビア語が並ぶ街の風景を見た時、異国の地に来た感覚と、昔から知っている感覚が入り混じり、懐かしさと感動で胸が一杯に なり、涙で潤む目に夜の街がぼやけながらも輝いてみえる光景が今も心にあります。先生が「よくエジプトまで来れたね」とおっしゃった時、24才で死ぬはずの私が生き返り、エジプトまで来れることになるとはと感慨深く、更に涙があふれてくるのです。  
 1時間程ホテルで休息をとり、早朝6時に集合し、いよいよシナイ山へ向かいました。道のない砂漠をまっしぐら…どこに向かっているのか皆目見当がつかず、道のない道を只々走り続け、13時間経ち、シナイ山のふもとのロッジに到着しました。部屋でシャワーを浴び、寝る間もなく、夜中に集合し、シナイ山に登るのです。少し歩き、自分の持っている荷物が重くてならず、全部同行した男性に持ってもらい私は身ひとつで歩きました。頂上の手前は、自分の身が重く、苦しく、一歩も歩けないのです。ここまで来て、頂上に辿り着けない我身を情けなく思いながらも、どうにも体が動かずにいると、先生が後から押し上げて下さり、私は這って頂上に辿り着いたのです。聖地である事は、我身でわかりました。太陽が上がるのを待つ時間の寒かったこと。いよいよ待ちに待った太陽が昇り、シナイ山の全貌がみえはじめた時、その神々しさに身が震え、神に出会ったようでした。人生において神と出会うこと程の感動と喜びはないと感じました。日中の暑さは、朝方の寒さとは打って変わり、例えようもなく暑いのです。木一本ない岩山ですから、日陰もなく、逃げ場がありません。が、神を感じる聖なる地は、心の中を風が吹き、心地良いのです。先生はずっと撮影をしておられます。エジプトの食物はどうしても食べられず、私はパンとオレンジだけで過ごしました。頂上で仲間がお湯を沸かし、カップヌードルを作ってくれ、先生は、人生でこれ程おいしいものはないと、大変喜んで召し上がりました。オレンジは、乾いた体に 気持ちよく染み渡り、砂漠でオアシスを見つけた様に生き返りました。夕暮れまでに下山しようと降りていく足取りは今までになく軽く、風はさわやかに吹き、ヤギの群れと共に歩く道のりの楽しかったこと。7時にふもとに着き、夕食をとり、9時に解散し、2時間半後に又集合です。シャワーを浴び、少し休むだけで寝る時間はありません。今日で3日間眠っていません。又、太陽が昇る前に頂上に着く為に登山が始まります。2日目は、楽々登れ、頂上まで歩いていけました。シナイ山の光、風、空気は神の世界です。身は軽く、心は軽いのです。心に曇りがあると、重くて歩けないのです。神と共に在る空間は、幸せに満ちていました。下山する時は、更に足取りは軽く、跳ねる様に歩けるのです。360度広がる神の山の光景は、どんな言葉を使っても表せない程、偉大であり、神としか表現出来ない空間なのです。登山も 苦手であり、トイレも食物もない生活は出来ないと思っていた私も、神と共にあれば生きていける事を 経験出来ました。
 先生は、ひたすら重いカメラを担ぎ続け、皆がバテないように歩き方、歩くリズムを自らの体で教えて くれました。途中、休まない事、水を飲まない事等、都会生活に慣れきった怠け者の私達にとり、修業で した。が、乗り越えた時の喜び、解放感はこの上なく清々しく、さわやかな風を感じました。そして、出来上がった映像作品「シナイ山」。母が心臓破裂と心筋梗塞で倒れ、生死の境をさまよい、40日間 ICUに入っている時、母が死ぬことは考えられず、死んだら生きていけないと絶望の淵にいる時、シナイ山の映像を見た時、心が落ち着きました。この世界なら生きていけると救われました。1998年、母が亡くなり、100日も経たずに父が亡くなり、悲しみの淵にいる時、自分自身も体を壊し、生きていけないと感じました。何とかしなくてはと必死な思いで、私は毎夜「シナイ山」のビデオを見始めたのです。神と共に在る空間に、心安らぎ、自分を取り戻す時、亡き父母が共に在る事を感じる事が出来たのです。以前から、人が目で見えない世界が見えていましたが、「シナイ山」を見ることで内面深くを更に感じられるようになり、以前より色々なことを感じ、不思議な経験を多くするようになっていました。今は、不思議な経験が現実であり、先取りし気づき動きを作っていける様になり、人生は大きく開かれました。亡き父母ばかりでなく、先祖の魂も共に在る事を実感出来る様になり、千人力となったのです。正に、Divine Agesで生きる生き方を教えられ、身についてきました。